新郎の父の挨拶に続いて、重要となるのが新郎挨拶です。
新郎挨拶には、「ウェルカムスピーチ」と「新郎謝辞」の二つがあります。
どちらも、披露宴に来てくれた招待客への感謝を伝えるものですよね
しかし、二つの挨拶では伝えるべき内容が少し異なります。
それぞれの挨拶をする目的や、伝えるべきこととは何なのでしょうか?
ここでは、披露宴の新郎の挨拶について、詳しく見ていきたいと思います。
また、ウェルカムスピーチと新郎謝辞の例文についても、一緒にご紹介します。
披露宴で、新郎が挨拶をする目的とは?
披露宴で、新郎が挨拶をする場面は、「ウェルカムスピーチ」と「新郎謝辞」の2つがありますよね。
それぞれの挨拶をする目的とは、一体どのようなものなのでしょうか?
ウェルカムスピーチは、披露宴やパーティーの開始を告げる挨拶のことをいいます。
新郎が、披露宴に来てくれた招待客への感謝を伝える点については、新郎謝辞でも同じです。
しかし、ここの内容によって、披露宴の流れが決まると言っても過言ではありません
そのため、ウェルカムスピーチの内容は、招待客の気持ちが高まるように、披露宴を楽しく過ごせるような内容にする必要があります。
また、挙式を無事に終えることができたことのご報告と感謝の言葉も忘れずに伝えましょう。
一方、新郎謝辞は、披露宴を締めくくるための挨拶のことをいいます。
新郎謝辞では、披露宴に来てくれた招待客への感謝の気持ちを再度伝えるだけではなく、夫婦としてこれから二人で歩んでいくための抱負を伝えます。
このように、ウェルカムスピーチと新郎謝辞では、伝える内容の趣旨が異なります
それぞれの挨拶の内容を考える際には、この違いをしっかりと理解した上で、考えるようにしましょう。
披露宴の新郎の挨拶について、詳しくご紹介!
ここでは、披露宴の新郎の挨拶について、詳しく見ていきたいと思います。
ウェルカムスピーチと新郎謝辞の内容構成
ウェルカムスピーチと新郎謝辞の内容構成について、詳しく見ていきましょう。
ウェルカムスピーチの内容構成
ウェルカムスピーチの内容構成は、以下の通りです。
①招待客への感謝の言葉
②挙式やその他の報告
③披露宴の趣旨や目的
④締めの言葉
ウェルカムスピーチは、上述した通り、披露宴の流れを決める重要な挨拶です。
披露宴を楽しく過ごしてもらうことができるように、招待客の気持ちを高められるような挨拶にしましょう
また、ウェルカムスピーチは新郎が行うのが一般的ですが、最近では、新婦が行ったり、新郎新婦の二人で行うことも増えてきています。
どのようにウェルカムスピーチを行うかは、夫婦二人で話し合って決めましょう。
新郎謝辞の内容構成
新郎謝辞の内容構成は、以下の通りです。
①招待客への感謝の言葉
②今後の抱負
新郎謝辞は、披露宴の締めくくりとして、改めて、招待客への感謝を伝える挨拶になります。
また、感謝の言葉だけではなく、夫婦として、二人でどのように歩んでいくのか、今後の抱負を伝える重要な場面でもあります。
上記の点を踏まえて、招待客の印象に残るような挨拶を考えていくことが重要です
ウェルカムスピーチと新郎謝辞の注意点
ウェルカムスピーチと新郎謝辞の注意点について、詳しく見ていきましょう。
ウェルカムスピーチの注意点
ウェルカムスピーチの注意点は、以下の通りです。
- 長さは1~2分が目安
- 羽目を外しすぎない
- ゆっくり丁寧に話す
ウェルカムスピーチは、披露宴の開幕を飾るものですから、新郎新婦も楽しい雰囲気で挨拶をするのがベストといえます。
スピーチの内容も、基本的には新郎新婦が話したいことで良いのですが、羽目を外しすぎないように注意する必要があります
また、スピーチの長さは1~2分と短い時間がベストですが、当日は緊張して早口になってしまったり、無意識に身体が動いてしまいがちです。
余裕があるように見せるためには、柔らかい表情で、声のトーンを落としながら、ゆっくり丁寧に話すようにすると、落ち着いた印象を与えることができます。
新郎謝辞の注意点
新郎謝辞の注意点は、以下の通りです。
- 長さは2分が目安
- 使ってはいけない言葉を避ける
- 新婦の呼び方に注意する
新郎謝辞の場合も、ウェルカムスピーチと同様、2分程度と短い時間がベストです。
あまり長くなりすぎると、招待客を疲れさせてしまう可能性があるので、要点だけに絞って、簡潔に言いたいことをまとめておくことが重要です。
また、結婚式などのお祝いの席では、以下のような言葉は避ける必要があります。
重ね言葉…同じフレーズを繰り返す言葉(たびたび、重ね重ね、ますます、いろいろ)
このように、普段何気なく使っている言葉の中にも、「忌み言葉」や「重ね言葉」があるので、自分が使っていないかどうかを事前に確認しておきましょう。
最後にもう一つ、新婦の呼び方にも注意する必要があります。
新婦の名前を呼ぶ時は、「〇〇さん」か「〇〇(名前のみ)」のどちらかです
例えば、ご両親に向けて挨拶をする時には「〇〇さん」、招待客に向けて今後の抱負等を伝える時には「〇〇(名前のみ)」と呼ぶと良いでしょう。
誰に向けての謝辞であるのかを振り返ってみて、どちらの呼び方がふさわしいのかを考えることが重要です。
ウェルカムスピーチの例文をご紹介!
ウェルカムスピーチの例文をご紹介します。
- 基本的な挨拶
- 悪天候だった場合の挨拶
- 連休中だった場合の挨拶
- 遠方からの招待客が多い場合の挨拶
- 招待客が少人数の場合の挨拶
- 招待客が大人数の場合の挨拶
- 入籍済みの場合の挨拶
- 授かり婚の場合の挨拶
それでは、それぞれの例文について、詳しく見ていきましょう。
基本的な挨拶
悪天候だった場合の挨拶
連休中だった場合の挨拶
遠方からの招待客が多い場合の挨拶
招待客が少人数の場合の挨拶
招待客が大人数の場合の挨拶
入籍済みの場合の挨拶
授かり婚の場合の挨拶
新郎謝辞の例文をご紹介!
新郎謝辞の例文をご紹介します。
- 基本的な挨拶
- 悪天候だった場合の挨拶
- 連休中だった場合の挨拶
- 遠方からの招待客が多い場合の挨拶
- 招待客が少人数の場合の挨拶
- 招待客が大人数の場合の挨拶
- 入籍済みの場合の挨拶
- 授かり婚の場合の挨拶
それでは、それぞれの例文について、詳しく見ていきましょう。
基本的な挨拶
悪天候だった場合の挨拶
連休中だった場合の挨拶
遠方からの招待客が多い場合の挨拶
招待客が少人数の場合の挨拶
招待客が大人数の場合の挨拶
入籍済みの場合の挨拶
授かり婚の場合の挨拶
新郎の挨拶を成功させるためのコツとは?
新郎の挨拶を成功させるためのコツは、以下の通りです。
- 事前に原稿を作って、内容を考える
- 時間を計りながら、読む練習をする
- カンペを用意する
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきたいと思います。
事前に原稿を作って、内容を考える
新郎の挨拶を成功させるためには、まず、招待客に向けて伝えたいことを原稿にまとめることが重要です。
これは、頭の中で内容を考えるよりも、実際に書いた方が、自分の伝えたいことをしっかりと整理することができるからですね
夫婦二人で原稿を見ながら、伝えたいことを整理するようにすると、一人で作成するよりも、内容構成がしっかりとした挨拶を考えることができます。
時間を計りながら、読む練習をする
新郎の挨拶を成功させるためには、時間を計りながら、実際に作成した原稿を読んでみることが重要です。
実際に原稿を作成してみて、文字数が多いかなと感じたとしても、実際に読んでみたら1分にも満たなかった、ということもあります。
挨拶の時間が短すぎると、招待客には物足りないという印象を与えてしまうかもしれません
また、事前の予行練習なしに、ぶっつけで本番に臨もうとするのは、あまりにもリスクが高く、危険な行為であるといえます。
実際に挨拶をするのにかかる所要時間を把握して、万全の状態で挨拶に臨むためにも、事前準備はしっかりとしておきましょう。
カンペを用意する
「事前準備はしっかりとしてきた!」とはいっても、いざ、披露宴本番になると、頭が真っ白になってしまった、という場合もありますよね。
そんな時のためにも、事前にカンペは準備しておくと安心です。
また、最近では、招待客に目立つようなカンペを用意して、笑いを取ろうとする演出をする新郎新婦も増えてきています。
自分でカンペを取り出すのも面白いですが、協力者を募って、新郎が詰まったタイミングで、カンペをAD風に出してもらうのも面白いですね
原稿を覚えるのが苦手だ、緊張してしまうので本番は苦手だ、という方は、ぜひ参考にしてみてください。
新郎の挨拶は、要点をまとめて伝えたいことだけ伝えよう!
新郎の挨拶には、ウェルカムスピーチと新郎謝辞がありますが、それぞれで伝えたい内容の趣旨は異なります。
事前準備をする際には、それぞれの違いについて、しっかりと把握しておくことが重要です
また、新郎の挨拶を成功させるためのコツは、伝えたいことの要点をまとめて、簡潔にわかりやすくすることが重要です。
挨拶の時間が短すぎてもダメですが、長すぎてしまうと披露宴全体の時間も長くなってしまうので、注意したいところですね。
ウェルカムスピーチと新郎謝辞のそれぞれで、報告したいことを分けて考えるようにすると、伝えたいことを全部伝えられるので、おすすめですよ
どのような内容にすれば良いか迷った場合には、上記を参考にして、自分の伝えたいことをしっかりとまとめましょう。
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