同棲の生活費の管理って、トラブルになりやすいですよね
どちらか一方が、すべての生活費を負担しているのであれば問題はありません。
しかし、たいていの場合は、お互いの収入状況に応じて、生活費を分担して支払っている人の方が多いと思います。
初めての同棲である場合は、生活費の分け方について話し合った後に、当然、生活費の管理についても話し合いますよね。
生活費を分担して支払っている場合の管理方法として、共同口座を作るという方法があります。
共同口座を作ることのメリットやデメリットには、一体どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、同棲の生活費を共同口座で管理する場合について、詳しく見ていきたいと思います。
同棲の生活費は共同口座を作るべき?
同棲の生活費は共同口座を作るべきなのか?という議論があると思います。
中には、お金の管理が苦手な人もいますよね
その場合には、お金の管理が得意な方が管理する、という結論に落ち着くかもしれません。
しかし、お金の管理が苦手でも、生活費の支出状況は把握しておきたい、という場合もあると思います。
そんな時に、二人でお金の管理ができる方法として有効なのが、共同口座を作ることです。
共同口座を作ることで、毎月の入金状況と出金状況が明確になります。
また、一人のお金ではなく、二人で管理するためのお金になるので、なあなあに管理することを防ぐことができます。
お金の管理が苦手でも、二人で管理することができれば安心できますし、どうやって管理すれば良いのかを学ぶこともできます。
そう考えると、共同口座を作ることで得られるメリットが大きい気がしますね
しかし、共同口座を作ることによって生じるデメリットもあります。
共同口座を作るためのメリットやデメリットをしっかりと理解して、お互いが納得できる、お金の管理方法を見つけることが重要です。
共同口座を作って生活費を管理するメリットは?
それでは、共同口座を作って生活費を管理するメリットについて、ご紹介します。
また、デメリットのほか、共同口座の作り方や、共同口座を作ってもめないための工夫などについても一緒に見ていきましょう。
共同口座を作って生活費を管理するメリットは?
共同口座を作って生活費を管理するメリットは、以下の通りです。
- 入金および出金明細が家計簿になる
- 振替設定で生活費を支払うことができる
- 食費や消耗品などはカード払いで支払う
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.入金および出金明細が家計簿になる
共同口座を作ることで、家計簿をつける負担が減るというメリットがあります。
家計簿をつけることが習慣化しているのであれば、そこまで負担には感じないかもしれません。
しかし、お金の管理が苦手だったり、面倒に感じてしまう場合には、家計簿をつけた方が良いとわかっていても、負担に感じてしまいますよね
共同口座を作っていると、明細を見れば、入出金の日付や金額などが明確になります。
これは、家計簿をつける時に記載する情報と一緒ですよね。
家計簿を作る時間がない、生活費管理の負担を少しでも減らしたいと考えている場合には、おすすめの管理方法だといえます。
2.振替設定で生活費を支払うことができる
生活費の支払いを、払込用紙を用いて支払っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、払込用紙を金融機関やコンビニに持って行って支払うのも手間ですよね
仕事などで忙しい時には、払込期限を忘れて支払いを忘れてしまうこともあると思います。
そんな時に、生活費の支払い方法を振替にすると、支払いのために出かける負担もなければ、支払いを忘れることもありません
その振替先の口座を共同口座に設定することで、出し合っているお金から生活費を支払うことができます
3.食費や消耗品はカード払いで支払う
食費や消耗品などは、クレジットカードで支払いをすると管理が楽になります
二人で使う食品や消耗品などを購入する時には、クレジットカードで支払うことができれば、割り勘をする必要もありません。
また、クレジットカードで支払うことでポイントが貯められるというメリットもあります。
ただ、クレジットカードを使うことに抵抗があるという場合には、デビットカードを利用するのもおすすめです
デビットカードは、共同口座から支払った金額がそのまま引き落とされるため、出金状況も随時記録されます。
クレジットカードには抵抗があるけど、生活費の管理をしっかりとしたいという場合には、おすすめの管理方法といえます。
共同口座を作って生活費を管理するデメリットは?
共同口座を作って生活費を管理するデメリットは、以下の通りです。
- 勝手に使用されるなどのトラブルがある
- 別れた時のお金の分担を考える必要がある
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.勝手に使用されるなどのトラブルがある
共同口座を作ることのデメリットとして、知らない間に勝手に使用されていたというトラブルがあるという点です。
こういったトラブルがあるのは、どちらか一方が浪費家である場合が多いと思います
同棲する前に、以下のような特徴が見られるかどうかを確認しておきましょう。
- 高収入なわけではない
- 外食が多い
- デートの度に服装が違う
- 時計やカバンなどの装飾品が高価なものが多い
- 羽振りが良い
- 競馬やパチンコなどのギャンブルが好きである
- 貯金をしていない
これらの特徴が見られる場合には、単純にお金の管理が苦手であるか、浪費家である可能性が極めて高いです。
その場合には、二人で使える共同口座を作るのではなく、お金の管理ができる方が生活費の管理をする方がうまくいくでしょう。
2.別れた時のお金の分担を考える必要がある
共同口座を作ると、別れた時のお金の分担に困ってしまうというデメリットがあります。
特に、共同口座を作るといっても、彼氏または彼女のどちらかの名義でしか作ることができません。
そのため、別れるとなった時に、「名義人は自分なんだから、私のお金だよ!」と言われてもめてしまうこともあるようです。
好きな人と同棲するという幸せなイベントの時に、別れる時のことは考えたくないですよね
しかし、別れた時のことも考えて最初に話し合っておくと、もしもの時のトラブルを防ぐことができます。
共同口座の作り方は?
「共同口座」といっても、口座を開設することができる名義人は一人です。
そのため、彼氏または彼女のどちらか一方の名義で作成することになります。
新しく開設する場合には、どちらの名義で作成するのかは話し合って決めるようにしましょう。
元々、開設していたけど使っていないという口座がある場合には、その口座を「共同口座」としても良いと思います。
また、開設する銀行については、どこの銀行でも問題ありません。
中には、同一銀行でも複数の口座が開設できる場合もあります
すでに銀行口座を持っている場合には、「この銀行で口座を開設したい!」と考えている場合には、制度の内容などを詳しく確認してみましょう。
共同口座でもめないためには?
共同口座でもめないためにできることは、以下のようなものがあります。
- ネット銀行を開設する
- 毎月同じ日に決めた金額を入金する
- お互いにアプリで入出金明細を見れるようにする
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.ネット銀行を開設する
新しい口座を開設しようと考えている場合には、ネット銀行がおすすめです。
ネット銀行のメリットは、以下の通りです。
- 自分のタイミングで入出金ができる
- クレジットカードとの併用がしやすい
- 入出金状況・購入状況が明細で確認できる
- ポイントが貯めることができる
- 口座を複数開設することができる
ネット銀行は、スマホさえあれば、自分のタイミングで入出金ができるほか、明細もいつでも確認することができます。
また、クレジットカードとの併用もしやすく、食品や消耗品を購入した場合にも明細として記録に残ります。
クレジットカードを使用することができれば、ポイントを貯めることもできますよね
ネット銀行によっては、口座を複数開設することができるので、目的別に使い分けたいという場合にはおすすめです。
2.毎月同じ日に決めた金額を入金する
共同口座を活用するためには、お互いに出し合う金額を決めておくことが重要です。
この金額については、毎月にかかる生活費を前もってシュミレーションしていれば、スムーズに決めることができます。
金額を決めた後は、毎月同じ日に共同口座に入金するというルールを設定すると、トラブルを防ぐことができます。
給料日にそのまま共同口座に移す方が、一番わかりやすくて楽かもしれませんね
3.お互いにアプリで入出金明細を見れるようにする
入出金明細を細かく確認したい場合には、アプリを入れて見れるようにするのもおすすめです。
お互いに入出金明細を確認することができれば、二人で管理することができますよね
特に、同棲している相手がお金の管理が苦手である場合には、しっかりと管理できているかどうかを確認することができます。
共同口座を開設した場合には、お互いにアプリをダウンロードしておくと良いでしょう。
共同口座を開設して、二人で生活費の管理をしよう!
お金の管理って、一番もめる原因になりますよね
生活費の管理をすることが苦手だと感じる場合には、共同口座を開設することで、二人で生活費の管理をすることができます。
しかし、お互いにとって最も良い管理方法を見つけるためには、それぞれの管理方法のメリットとデメリットを把握しておく必要があります。
今回は、共同口座を開設するメリットとデメリットなどについて詳しく触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。
同棲を始める前に、相手としっかりと話し合う機会を作って、お互いが納得できる生活費の管理方法を見つけましょう
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