結婚式の中でも、定番の演出なのがブーケトスですよね。
ブーケトスの意味は、未婚女性にも花嫁の幸せを分けるという、「幸せのおすそわけ」を意味しています。
しかし、未婚であることを知られたくないという理由から、参加することを拒否する女性も増えてきています。
そんな状況を受けて、最近では、ブーケトスに代わり、招待客に喜ばれるような面白い演出を導入しているようです。
これらの演出を導入することで、未婚女性への配慮という意味だけではなく、男女、既婚・未婚の分け隔てなく楽しめるようになりました。
招待客がもらって嬉しくなるような、二人らしさを出すことができるアイデアとは、一体どのようなものなのでしょうか。
ここでは、ブーケトスに代わり、招待客に喜ばれるような面白い演出について、詳しく見ていきたいと思います。
ブーケトスはシングルハラスメントになる?
ブーケトスは、未婚女性を対象として行う演出になります。
ブーケトスの参加者を募る際に、司会者が「独身女性の方、前の方にお集まりください」とアナウンスします。
必然的に、他の招待客に独身であることを公言していることになるため、「独身だということを知られたくない」と感じる方も増えてきています
また、結婚をするつもりがない方などからすれば、ブーケトスという演出自体に嫌悪感を感じる人がいるのも事実です。
この他にも、放り投げたブーケが3つに分かれるシェアブーケトス、招待客が各自でリボンを持ってブーケを引き当てるブーケプルズも同様です。
ただし、これらの演出を行う場合には、未婚女性を対象にするのではなく、分け隔てないように、招待客全員で行うことが多い傾向にあります。
また、未婚男性を対象としたものには、花嫁が左足の太ももに着けているガーターを外して花婿が投げるガータートス、花婿の胸元を飾っている花を投げるブートニアトスがあります。
これらの演出を通して、「まだ独身なの?」「なんで結婚しないの?」などと独身の方に結婚を執拗に勧めるようなシングルハラスメントに繋がる可能性があります。
そのため、招待客が不快な思いをせずに楽しめる、全員が参加できる演出を選ぶ人が増えているわけですね
ブーケトスの代わりにできる面白い演出をご紹介!
ここでは、ブーケトスの代わりにできる面白い演出について、ご紹介します。
ブーケトスの代わりにできる面白い演出をご紹介!
ブーケトスの代わりにできる面白い演出には、以下のようなものがあります。
- お菓子トス
- キャンディトス
- ぬいぐるみトス
- ボールトス
- プレゼントトス
- コスメトス
- アフロトス
- ブロッコリートス
- ゴムパッチンプルズ
- 大型クラッカー
- パラシュートベア
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
お菓子トス
お菓子トスでは、文字通り、たくさんのお菓子の袋を投げる演出になります。
男女問わず、大人から子どもまで、招待客全員で楽しめるのも魅力の一つです
また、たくさんのお菓子を投げるので、1人だけではなく、ほとんどの招待客がお菓子を手にすることができるのも魅力的ですね。
キャンディトス
キャンディトスとは、キャンディを束ねてブーケのように形成したものを投げる演出になります。
キャンディを束ねて周りに造花を飾ったり、ラッピングをしたりすることで、よりブーケに似せるよう工夫するのも良いですね
また、キャンディだとブーケを受け取った人が1人であっても、複数人の招待客に「おすそわけ」することができます。
たくさんの人に「幸せのおすそわけ」ができるのも、魅力といえます。
ぬいぐるみトス
ぬいぐるみトスとは、ブーケの代わりにぬいぐるみを投げる演出のことをいいます。
ぬいぐるみは、好きな動物や、キャラクターのぬいぐるみを選ぶと良いでしょう。
ぬいぐるみを投げる時は、大きいぬいぐるみを投げるか、小さいぬいぐるみや造花を束ねてブーケのように形成して投げる方法があります。
ぬいぐるみだと、結婚式が終わった後も記念品として保管することができるのも魅力ですね
ボールトス
ボールトスとは、新郎新婦がボールを投げて、それをキャッチした人にプレゼントを贈る演出になります。
ボールトスを行う時は、以下のようなスポーツを活用することが多いです。
・サッカートス
・バスケットボールトス
・バレーボールトス
・テニストス
演出を行う時は、二人が好きなスポーツを活用しましょう
ただし、ボールトスを行うためには、広いスペースが必要になります。
そのため、結婚式場が演出を行うためのスペースがあるかどうか、事前に確認しておくことが重要です。
プレゼントトス
プレゼントトスとは、ぬいぐるみやボール、クッションなどの物を投げて、それをキャッチした人にプレゼントを贈る演出になります。
プレゼントは、結婚式の予算の範囲内で選ぶようにすると良いでしょう。
その他にも、結婚式の日取りがクリスマスに近い場合には、サンタのブーツの中にプレゼントを詰めて、トスする方法もあります
コスメトス
コスメトスとは、女性の招待客に向けて、コスメを造花などでブーケのように形成して投げる演出になります。
コスメは女性にとって必需品ですし、自分では買わないようなものをもらうと、普段とは違うメイクができるので、わくわくしますよね
コスメトスをする際には、割れないようなコスメを選ぶこと、コスメを安全に包装することに注意しましょう。
アフロトス
アフロトスは、花婿がブーケの代わりに「アフロのカツラ」をトスする演出です。
アフロのカツラをブーケのように包装紙でラッピングして、男性の招待客に向かってトスします。
アフロのカツラをキャッチできた男性は、包装紙を開封してそのままアフロを被り、花婿と並んで写真を撮ることが一般的な流れになります。
一風変わった演出ですが、アフロを被った姿は面白くて、盛り上がること間違いなしです
ブロッコリートス
ブロッコリートスとは、未婚男性に対して、花婿がブーケのように包んだブロッコリーを投げる演出になります。
つまり、男性版のブーケトスだと思ってもらうとわかりやすいですね
ブロッコリーには、たくさんの房があることから、「幸せの象徴」「子孫繁栄」「健康長寿」などの意味があるといわれています。
ブロッコリーを受け取った方には、食べられるようにリボンをつけたマヨネーズをプレゼントすることもあります。
ゴムパッチンプルズ
ゴムパッチンプルズとは、男性の招待客が加えたゴムを持って花婿が後ろに下がり、最後まで加えていた人にプレゼントを贈呈します。
ゴムを加えている人もハラハラしますが、それを見ている人もハラハラしますよね
ゴムが当たった人の様子を見て悲鳴を上げる人もいれば、最後まで加えていた人を見て歓声が上がるのも、盛り上がるポイントの一つといえます。
大型クラッカー
普段の生活ではあまり見ることがない大型クラッカーを使った演出も、結婚式にはおすすめです。
クラッカーを発射し、色とりどりのテープが宙を舞う光景は、他の演出とは違った華やかさがあるのも魅力ですね
また、シャンパンのボトルの形をしているものや、バズーカーの形をしているものなど、見た目のインパクトがあるのも特徴です。
パラシュートベア
パラシュートベアとは、パラシュートをつけたテディベアを空に飛ばす演出になります。
バズーカーなどにテディベアをセットし、空に向かって発射した後、しばらくしてパラシュートが開き、ゆらゆらとテディベアが宙を舞います。
テディベアが宙を舞う姿はかわいらしいですし、誰の元に飛んでくるのか、わくわくするのも楽しめるポイントですね
どの演出を取り入れるか、悩んだ時は?
ブーケトスの代わりになるような演出についてご紹介しましたが、どの演出を取り入れるか、悩んでしまいますよね。
そんな時に、演出を決めるためのポイントは、以下の通りです。
- 結婚式の雰囲気に合わせたものを選ぶ
- 二人の個性に合ったものを選ぶ
- 招待客の客層に合わせたものを選ぶ
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
結婚式の雰囲気に合わせたものを選ぶ
結婚式のスタイル、挙式・披露宴での演出、どのような結婚式にしたいかなど、二人が叶えたい結婚式の雰囲気に合わせた演出を選ぶようにしましょう。
例えば、結婚式で定番の演出をしたい場合はブロッコリートス、招待客との交流を楽しみたい場合は全員参加型のプレゼントトスやキャンディトスなどを選ぶと良いでしょう
二人の個性に合ったものを選ぶ
せっかくの結婚式ですから、二人らしさを出したいと思うものです
例えば、二人がスポーツが好きなのであれば、スポーツを取り入れた演出であるボールトスを取り入れると良いでしょう。
また、笑いが起きるような一風変わった演出がしたい場合には、アフロトスやゴムパッチンプルズを取り入れても面白いですよね。
二人も楽しめて、招待客にも喜んでもらえるような演出を考えることが、二人の個性を出せるポイントになります。
招待客の客層に合わせたものを選ぶ
招待客の客層に合わせたものを選ぶのも、招待客に喜んでもらうコツの一つです
例えば、招待客に子どもが多い場合にはお菓子トスやぬいぐるみトス、若い年代が多い場合には大型クラッカーやパラシュートベアを取り入れても良いですね。
年代が高くなると派手な演出をするのが恥ずかしくなってくるので、定番の演出と一風変わったものを織り交ぜるのもおすすめです。
二人に合ったオリジナリティーのある演出をしよう!
ブーケトスの代わりにできる演出には、たくさんのものがあります。
未婚の人に向けたものから、男性・女性に向けたもの、招待客全員が参加できるものなど、自分が取り入れたいものから選ぶことができるのも魅力の一つですね
披露宴で個性的な演出をするのであれば、結婚式でも個性的な演出を選ぶようにすると、一貫性が出て良い場合もあります。
また、ギャップを狙って、結婚式では定番の演出を取り入れるのも一つの方法になります。
上記を参考に、結婚式をどのようなものにしたいのか、二人でしっかりと話し合って、オリジナリティーあふれる演出を選びましょう
コメント